No.2流石に病院を受診

No.2

【翌日】

流石にお尻の事が気になってきました。

なぜお風呂に入っている時だけ….

あっ!私は急いで職場のトイレに駆け込みました。


やはり予感は的中。

少しだけ下着にも漏れていました。


例えるならば
絵具のチューブを押し付けてピッ!と上に引っ張ったような跡が

塊は無いものの微量ですが気付かないうちに漏れ出していました。


その時からか毎日微熱が続くようになり
解熱剤を飲む程では無かったため
病院にも行かず気にもしてませんでした。


まぁ今でも微熱とお尻との関係は分からないままですが、お尻に何かあったら今でも微熱が出ます。



『これはヤバイ!!』

昼休みに急いで家に帰り下着の交換をしました。

まさか臭って無かったよね??


何よりも漏れる事による臭いが一番気になって
それが一番心配でした。



その日もお尻がチクチクジュクジュクした痛みは続いていましたが翌日の朝一で近くの肛門科へ


病院に着くと男性の先生だったので恥ずかしがる事なく全てを話しました。


『お風呂の椅子に便が付いていた事』
『チクチクジュクジュクする僅かな痛み』
『下着にも付いていた』


全てを話すと先生から言われた言葉は
出来れば聞きたくない病気の可能性でした。


先生
『症状から考えて痔瘻(じろう)の可能性がありますね。
一度検査をしたいのでベッドに横になってください』


私はマジか……と心の底から深いため息が出たのを覚えてます。



痔瘻とは【下記Wikipediaより抜粋】

痔瘻(じろう、: anal fistula)は、肛門の周辺に穴ができて、そこからが出る疾患。肛門部に膿のトンネル(瘻管)が出来た状態のことを言う。蓮痔穴痔とも呼ばれる。


簡単に言うと肛門以外に穴が出来て漏れ出てくる病気です。

私は病院を受診する前日の夜に自分の症状からスマホで調べていた時に知った病名です。

考えただけでも恐ろしい病気。
私は絶対に違う事を願っていました。


しかし先生からの言葉もその可能性が高いとのこと



私は言われるがままベッドに横になりました。

ベッドではお尻をベッドの端っこ(先生側)へ少しだけ出すよう。
また右足を左足の上に交差させてお尻の穴が見えやすいようにと指示されました。


看護師の方が大きなタオルケットを腰から下に掛けてくれて

看護師
『下着も膝くらいまで下げてください。』


はぁいよいよかぁ


『よろしくお願いします。』


男性の先生がゴム手袋をはめて何かを私のお尻に塗り始めました。


その時は緊張からか何も考えれずに居ましたが
後々考えると滑りやすくするジェル状の物だったのかな?と思います。


そう考えていると私のお尻を覗き込む男性の先生。


私は緊張し過ぎて頭の中は真っ白です。



しばらく経つと


『痛っ!!』
先生の指がお尻の穴に




いやいやいや痛いよ!!(笑)
ただでさえ痛いお尻に先生の指は痛いよ!!


ですが、もちろん言うことも出来ず目を閉じて我慢



でもここで先生から嬉しい言葉が。


先生
『痔瘻にしては穴があるようには見えませんね


私は心の中でガッツポーズしながらお尻に全神経を集中………


痛い

指を入れられるだけでも痛いのにグリグリと中の方で触診されるので痛すぎる……



先生が指を抜いた瞬間、肩の力が抜けやっと息がしやすくなりました。


先生いわく痔瘻の症状だが現時点では穴も見つからず。
便は確かに私の言う通りお尻の穴近くに付着もしていたがとのこと。


とりあえず軟膏を処方するから痛む時に塗るようにと薬だけ受け取りその日は帰りました。



えっ?時間が経てば治るのかな……

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